出荷までのポイント

 製材工程

  1. 伐倒
    ↓ 冬季の新月直前に伐採
  2. 葉枯し
    ↓ 枝葉を全部つけたまま3ヶ月以上放置することにより、含水率が半減
  3. 造作
    ↓ 木の長さ、太さなどをみてチェーンソーで切り分ける作業
  4. 出材
    ↓ 伐採した場所から林道まで、機械などで材木を移動させること
  5. 運搬
    ↓ トラックを使い木材を貯木場まで運搬
  6. 貯木
    長さ、太さ別に分類し、約1年間、天然乾燥させます。
    入梅から夏にかけての防虫や、真夏の日ワレを防ぎながら材木を管理していきます。

 葉枯らし

  • 伐採した木を、枝葉をすべてつけたまま、3ヶ月以上放置して乾燥させることにより木材に含まれた水分を効率よく減少させ、木材を丈夫にし、反りをなくし、腐朽菌などの活動を防止する役割も果たします。

 天然乾燥

  • 天然乾燥によって乾燥すること乾燥は含水率(木に含まれる水分量)をある一定値まで、全体ムラなく下げることを目的とし、乾燥させることにより、家の強度を保つだけでなく、腐朽菌などの活動を防止する役割も果たします。
    天然乾燥法は、木に与えるストレスが少ないので、時間と共に木が備えている色艶が表れてきます。

 新月伐採木の維持

  • 木材加工会社の中には、正しい伐採が継続的に実現されるように、履歴認定体勢を作成
  • 正確な履歴確認によって履歴保証を着実に行ない、履歴データを蓄えていくことでさらなる木材の性能強化と副次的可能性を追求

 建材としての出荷状況

  • 樹種
    • 国内:杉、桧、他
    • ヨーロッパ:モミ、ドイツトウヒ、他
  • 用途
    • 構造~造作・板材
  • 日本の新月伐採の確認
    • 正しい伐採が行なわれていくため履歴確認体勢を作り木材毎にコード番号を印し、履歴データを蓄えている
      ※手間がかかるため製材所からの出荷価格が上り、値打ちな価格で消費者が使用できる工夫が必要
      → 新月期の伐採を意識しなくても、1/2は新月伐採になる・・・