性能/ピュアウッドハウスとは

概要効果性能

防火・耐火性能

耐火試験後の焦げたピュアウッドパネル

 木造家屋の優れた建物でも壁・天井・屋根の耐火性能の最高でF30ですが、ピュアウッドパネルは6倍のF180にまで達します。
  断面の大きい木材は火災時に表面より約3cm炭化してそこから先には進展しません。

 接着剤や釘を使わない36cm厚のピュアウッドパネルを1000℃の炎に120分当てても、外側が炭化し反対側はわずか1.8℃上昇しただけで、熱をゆっくり伝える材料として防火性能が実験で証明されてます。

 天井についても熱のため燃え広がりの速いコンクリートよりも、熱伝導率の小さい無垢の木材は火に強く安全なのです。

※2014年1月15日に、国土交通省より60分準耐火の耐力壁として認定されました。
 ピュアウッド外壁パネル t=205mm(認定番号 QF060BE-1317)

断熱性能

ピュアウッドパネルに押された加工工場の焼印

 ピュアウッドパネルの内部構造は鋸挽きの粗い層がいくつも重なって存在するので、板と板の間にはミクロの非常に薄い空気層が、循環せずに滞ったまま存在しています。この層が、木材自体が持つ断熱性に付け加えられる優れた断熱性をもたらします。

 ピュアウッドは建物の重さを支えることができるすべての建材の中で、断熱性能が最も優れた建材です。言い換えると、ピュアウッドパネルは構造体でありながら、断熱材でもある唯一の建材だと言えるでしょう。

 接着剤を使用しない木材パネルには層と層の間に空気層が加わり、優れた断熱効果(U値 0.086W/m2K:t=35cm)をもたらします。

室内保温性能 (長い冷却所要時間)

 冬に暖房を切ったあと部屋がすぐに凍るような寒さに冷え込むかどうかは、断熱性能と関係がありますが、こうした室温の変化にもっと影響を与えているのが、建材の冷却にかかる時間で、185mm以上の無垢板パネルはこの「熱拡散率」が小さく、温まりにくく、冷えにくいパネルで、「熱伝導率」と「熱容量」のバランスがよく、すぐれた断熱性能と蓄熱性能が室内保温性能として発揮され、外気温に対してゆっくりと伝導され、ログハウス以上に夏涼しく、冬暖かい、理想の室内環境を得られます。

耐震強度

ピュアウッドパネルに押された加工工場の焼印

 建築法規に掲げている木材の壁倍率は、耐力壁となる面材を併用した軸組でも5倍までとされていますが、ピュアウッドパネルは国土交通省の試験で壁倍率7倍の評価を受けています。

 ピュアウッドの家では、建物の耐震実験を行なっており、通常の木造家屋の2倍前後のデータを確認しています。

電磁波(高周波)遮断性能

 現在私たちは、目に見えない様々な高周波や放射線にさらされて生活しています。

 現在使用されている多くの建築資材とは対照的に、ピュアウッドパネルは高周波や放射線や電波を99.999%遮断することが、ドイツ・ミュンヒェンの防衛大学により性能が実証されています。

 携帯電話回線の中継に使用されている、電波アンテナ塔などの放射源への心配はありません。

建築工法別性能比較グラフ

建築工法別性能比較グラフ

※品質グラフの「乾燥期間」は、ヨーロッパでの数値です。日本ではピュアウッドの含水率8~10%と比較し、桧の柱で18%前後、桧フローリング材で15%前後で、乾燥に恵まれているヨーロッパと比較して含水率の高い木材が流通し、建物完成後の木材の収縮等はピュアウッドと比べ大きくなります。