建築設計用3Dcad(BIM含む)でモデリングしたデータは、レンダリングで、パースや回転・ウォークスルー等のアニメーションを制作し、建物のデザインや建て主へプレゼンに利用しますが、最近は3Dプリンタでモデリングしたデータを建物模型の製作へと発展できるようになりました。
3D建築模型は製作会社へ依頼することが多いと思いますが、家庭用の3Dプリンタの価格が下がり個人の事務所でも安価で利用できるようになったことで、スタディデザインや設計変更などで複数回製作できるようになり、設計ツールとして活用巾が広まってきました。
ホームページでは住宅模型の製作情報が少く、特にログハウスの3D模型製作に時間がかかりましたが、とりあえず納得いく模型が出来上がりましたので製作ポイントを掲載しました。
●使用CADアプリ
- モデリング : Zwcad Pro 2020 ※Auto CAD LT + 3Dとほぼ同等の機能
● 3Dプリンター
- 3Dプリンター
- ANYCUBIC i3 Mega S : 31,000~37,000円 (2020年)
- 積層ピッチ : 0.05~0.3mm
- 最大印刷サイ : 約210x210x205mm
- 推奨印刷速度 : 60mm/S
※2024年には、3万円台の家庭用プリンタの速度は3~5倍UP
- スライサーソフト
- Ultimaker Cura 5.3.1
※無料、HPよりダウンロード。
- Ultimaker Cura 5.3.1
- フィラメント
- 木材繊維フィラメント
- 小道具類
- 付属品:スクレパー、ニッパ、6角レンチ、他
- 購入:両面PEIばね鋼+マグネットシート、カーボンはがしヘラ、メモリカード(追加)
※PEIシートはシート反らせ造形物を簡単に剥がせるため、平面的で接着面の大きい建築模型に最適。小さな部品はカーボンはがしヘラを使用
- 洗浄・保守:アルコール液、隙間ゲージ、ウェス、ノズル(交換部品)+ボックスレンチ(7mm)、スパナ、モンキーレンチ
- 付属品:スクレパー、ニッパ、6角レンチ、他
● 組立の道具・補助材
- 道具
- デザインカッター、〃平刃、Pカッター、エッジニッパー、平形ピンセット、逆作動ピンセット、精密ヤスリ、NTドレッサー、ミニルーター、
- 接着剤
- 瞬間接着剤(ピンポイント接着)、透明速乾接着剤
- 他
- マスキングテープ(幅15mm前後)、