「木づくりの家」とは・・・だれもが頭に浮かぶのは、「木造住宅」で、昔から日本で建てられている在来工法のことだと思われますが、われわれが推奨する「木づくりの家」は、無垢材で仕上げ性能を生かした、「自然の住まい」のことを言います。
無垢材の性能を生かした家は、木のもつ調湿性能や断熱・冷却遅効性能などは、自然素材がもたらす健康で快適に住まいを提供することができますが、木材には、燃えやすい、腐りやすい、狂いやすい、などといった弱点もありますが、昔から木と共に生きてきた日本や、伝統の木の文化が持つヨーロッパでは、木と正しくつきあう方法を、昔から知識や技術として引き継いできました。
「チロルハウス」では、ログハウスなど無垢材を生かした建物とつきあい、健康的な暮しをおくる情報を発信していきます。
● 木の性能
- 調湿性能
無垢材で仕上げた部屋は、ジメジメとした梅雨時期に無垢材が水分を吸い乾燥した冬には吐き出し、エアコンではできない快適な湿度調整をします。 - 断熱性能
グラスウールの約1/2の断熱性をもつ木材では、グラスウールのように水分を吸って断熱効果が落ちることはなく、一般的には比重の少ない木材ほど断熱効果が高いといわれ、自然素材にこだわる方には天然のコルク材を断熱材として使用することもあります。 - 冷却遅効性能
極厚板やログハウスの部屋の壁では、冬季時間をかけて一度暖まった壁からは、輻射熱による遠赤外線効果で柔らかな快適な暖かさに包まれ、暖房をとめても室内は冷えにくいといった冷却遅効性能が働くため、省エネ効果が期待できます。 - 香りや木目
無垢材で仕上げた部屋は、木の香りで室内を包み込み、樹木から出る”フィトンチッド”という芳香物質は抗菌性や消臭効果があり、 木の香りは、心のやすらぎやストレス解消、心身のリフレツシュと人体に効果をもたらす。
又、板材の木目は光を乱反射させ目にやさしく、パソコン等のディスプレイを良く利用する方の部屋の内装には、無垢の板材をお勧めします。
無垢の木材を、接着剤や金属製の釘を一切使用せずに、工場で床・壁・天井を木製ダボによりパネル化し、短期間で組み立てることが出来る、オーストリアで開発された新しい建築システム。
無垢材を使用した建物は、調湿性による健康面はもちろんのこと、断熱性、耐震性、防火・耐火性、防音性、室温調節、高周波電磁波の遮断や、省エネ・長寿命の面で高いレベルを示します。
● 抗菌やリラックス効果
表面が素地のまま仕上げられた内装材には、木の香りから出る「フィトンチッド」という芳香物質は抗菌性や消臭効果があり、心のやすらぎやストレス解消、心身のリフレツシュと人体に効果をもたらすなど、健康面での効果は多い。
- ワークルームのリラックス効果
「フィトンチッド」の消臭効果に加え、木の木目は光を乱反射させることで、目に入る光り量を分散させ、パソコンなどを利用する部屋では目に優しい内装材としてお勧めします。- 調湿効果の内装
- 蓄熱効果により冷暖房をやわらげる
- 照明器具の反射をやわらげる
- 快適な部屋干し
無垢材の調湿効果を利用し床・壁・天井全てが無垢板で仕上たスペース。更に吹き抜けで上下の温度差で微風が流れ、理想の部屋干しには利点も多い。- 急な雨に対処
- 花粉症・黄砂などの対策
- 建物の美観の確保
- 洗濯泥棒防止に有効
● 蓄熱効果で健康すまい
蓄熱効果を上げ輻射熱による冷暖房は、緩やかに部屋を暖め(冷やし)、送風機を使用しないためほこりが舞うことが少なく健康空間を確保します。
- 薪ストーブの設置で省エネ効果をさらにUP
レンガ造やログハウスでは、素材自身の壁を厚くして暖房の熱を蓄熱させ、暖房器具としての薪ストーブは、熱源の薪をの火が消えてもおき火となって部屋を温めます。- 蓄熱性能を上げ冬季快適に過ごす
- 部屋が暖まっていれば薪の使用は少ない
- 停電時にも活躍するクッキングストーブは有効