●使用するCadソフトについて
模型製作のモデリングは、現在事務所で使用している「AutoCad」互換ソフトの「ZWcad Pro 2020」使用します。
建築設計用3Dcadの中でも、現寸図で作図しスケールダウンすることができるため、Sc=1/87の鉄道模型(HOゲージ)サイズに合わせた建物にも簡単に作図できます。
事務所では3D図作成に他のCadも使用していますが、2次元の作図に長年「AutoCadLT2000i」をカスタマイズしながら使ってきたため、モデリングにも操作慣れしている「ZWcad Pro 2020」を使用し3D模型製作に活用しています。
● 作図要領
- 使用アプリ : Zwcad Pro 2020 ※Auto CAD LT + 3Dと互換ソフト
※追加した3D図制作コマンド用ツールバー
左から、平面、正面、左側面、オービット、選択→押出し、面を移動、切断、和、差&合成、Z軸=0
- 作図 : 1)建物全図(現寸)
2)建物部位や積層ピッチを考慮し分割
現寸印刷用ファイル作成 → [例] _123.dwg
縮小印刷用ファイル作成 → [例] 123.dwg - 作図グリッド : 150mm (スナップ間隔=25・グリッド間隔=75×2)
- スケール : 原寸(1/1)で作成後、造形物スケール(1/87)に縮小
● 建物
- モデル : 平屋建て7.2x7.2m
※ピュアウッドハウスの基本モデルプランを一般木造住宅に編集 - 製作スケール : Sc=1/87 鉄道模型 ( HOゲージ )
- 本体 : 一体造形
- 内部 : 間仕切り、扉、備品、家具 制作
- 窓 : 後付け ( 90°倒してプリント)
- 軒裏 : フラット
● モデリング補正箇所等
- モデュール : 1820mm → 1800mm
- サイズ調整部位
- 壁厚 : 150mm
- 建材 : 床、手摺、破風板、螻羽板、他
- 建具 : 見込み、見付け(窓・窓桟)
- 屋根勾配 : 角度 (°) ※尺貫法勾配より作図しやすい
- V目地入れ : 板材の幅、家具の扉、他
● 制作製作
- 3Dプリンター: ANYCUBIC i3 Mega S
- 積層ピッチ : 窓=0.1mm , 外壁,屋根=0.2mm
本体,ベースフレーム,茅葺屋根=0.3mm - フィラメント : 木材繊維フィラメント