3D住宅模型モデリング:制作概要

3Dプリント模型

使用するCadソフトについて

 模型製作のモデリングは、現在事務所で使用している「AutoCad」互換ソフトの「ZWcad Pro 2020」使用します。
 建築設計用3Dcadの中でも、現寸図で作図しスケールダウンすることができるため、Sc=1/87の鉄道模型(HOゲージ)サイズに合わせた建物にも簡単に作図できます。
 事務所では3D図作成に他のCadも使用していますが、2次元の作図に長年「AutoCadLT2000i」をカスタマイズしながら使ってきたため、モデリングにも操作慣れしている「ZWcad Pro 2020」を使用し3D模型製作に活用しています。

作図要領

  • 使用アプリ  : Zwcad Pro 2020 ※Auto CAD LT + 3Dと互換ソフト
              ※追加した3D図制作コマンド用ツールバー
              左から、平面、正面、左側面、オービット、選択→押出し、面を移動、切断、和、差&合成、Z軸=0
    ツールバー
  • 作図     : 1)建物全図(現寸)
             2)建物部位や積層ピッチを考慮し分割
              現寸印刷用ファイル作成 → [例] _123.dwg
              縮小印刷用ファイル作成 → [例] 123.dwg
  • 作図グリッド : 150mm (スナップ間隔=25・グリッド間隔=75×2)
  • スケール   : 原寸(1/1)で作成後、造形物スケール(1/87)に縮小

建物

  • モデル    : 平屋建て7.2x7.2m
            ※ピュアウッドハウスの基本モデルプランを一般木造住宅に編集
  • 製作スケール : Sc=1/87 鉄道模型 ( HOゲージ )
  • 本体     : 一体造形 ピュアウッドハウス
  • 内部     : 間仕切り、扉、備品、家具 制作
  • 窓      : 後付け ( 90°倒してプリント)
  • 軒裏     : フラット

モデリング補正箇所等

  • モデュール  : 1820mm → 1800mm
  • サイズ調整部位
    • 壁厚   : 150mm
    • 建材   : 床、手摺、破風板、螻羽板、他
    • 建具   : 見込み、見付け(窓・窓桟)
  • ANYCUBIC i3 Mega S
  • 屋根勾配   : 角度 (°) ※尺貫法勾配より作図しやすい
  • V目地入れ  : 板材の幅、家具の扉、他

制作製作

  • 3Dプリンター: ANYCUBIC i3 Mega S 
  • 積層ピッチ  : 窓=0.1mm , 外壁,屋根=0.2mm
             本体,ベースフレーム,茅葺屋根=0.3mm
  • フィラメント : 木材繊維フィラメント

ミニ情報

  • 八ヶ岳サマーセミナーに、「3D建築模型のモデリング」のテーマを加え開催します。
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